ノイズの多義性に興味を持ち、探究したいと考えた。
そこで自身のノイズ観を深堀り、思考の過程を作品化し、新たな視点での鑑賞体験を提案した。

〜着目したノイズ観〜
【A】うごめき、営み 【B】透明性 【C】複製過程で生じるもの
【A】ひびスナップ
割れたレンズで撮ったスナップ写真。レンズフレアに似た現象が発生したものの、被写体への影響は少ない。普段より光を意識させられた。(ノイズによる日常の顕在化)
【A】音の画像化 〜ノイズに見えるもの〜
ノイズ・生活音・楽曲といった特性が異なる音を画像に出力。どれも似たうごめきのイメージとして知覚された。(類似するうごめき)
【B】ラミネートフィルムを用いたノイズの可視化
ラミネートフィルムを用いて写真の白部分を透過した。線や面・塗りに見える部分にもノイズは存在し、乱雑かつ複雑に表出。また透過されず残った部分に関してより着目することとなった。(透明なフィルター)
【C】複製を重ねた私
印刷した写真を繰り返しコピーする。すると、個人が判別出来なくなった。元写真に含まれていた僅かな色や形は、複製を繰り返すことで徐々に強調される。(複製による強調)

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